先月2月19日、息子の少年野球卒団式でした。
私は息子が10ヶ月の時シングルマザーになり、2人家族でも思い出が沢山あるように、、、と、ディズニーランドや温泉、富士山、海、色んな場所に出かけてきました。
息子が小学校に上がると、仲の良い友達にスポーツ少年団に誘われました。
その時のスポーツ少年団のイメージはというと、、、
出かけられなくなる、お茶当番とか大変そう、息子も興味がない。
と、折角のお誘いも見学や話も聞かずに断っていました。
息子が小学3年生になり再婚。
3学期には隣の市の隣の学校へと転校しました。今通っている小学校です。
1学年1クラス、全校で6クラスの小さな小学校。
引っ越して来た当時、クラスの半分近くの男の子が小学校の名前でやっているスポーツ少年団の少年野球団に所属していました。
自宅から徒歩で50分程の小学校。
通学班は今までなく、近所にいる唯一の子供は、親が車で送り迎えをしていました。たまたま運良くその子は同じ学年の男の子。
息子と2人の通学班が出来ました。
毎日登下校を共にする友達、自然と近所といっても遠いけれど、比較的近所の子供達と仲良くなりました。
そしてその子達は全員野球団に所属。
その話は息子から聞いていましたが、、、
ある日学校で遊ぶとの事で、車で息子を小学校まで送りました。
校庭には12〜3人程子供がいて、みんなグローブ片手に野球をしています。
なんだか心配で、車の中から様子を見ていると、、、
息子はポツンと離れた体育小屋の前でつまらなさそうに見ている、、、
しばらくして歩き出しみんなから離れて暇を潰している、、、
車から出て行くと私に気付き戻って来ました。
私
「どおしたの?」
息子
「誰おまえ?野球できんの?出来ないならあっちいっててって言われた」
私
「そっか、お母さんいて良かったね笑帰ろうか^_^野球入りたい?」
息子
「ここでは野球入らないと友達とも遊べない。入る。」
息子が人との関わり方で自分の意思で考え決めた一言でした。
それから通学班である友人の家族に話を聞いたり、体験にいったり、配車当番はあるけどお茶当番はないよ!とか、ユニフォームはレンタルあるから、とか想像していたイメージとは全く違くてビックリしながらも入団。
3年生にもなると、「投げる」のは簡単な事だと思っていましたが、息子はキャッチボールですらろくに出来ず、初めの頃の投げ方は思わず笑ってしまうような変な投げ方^_^
それでも一所懸命に頑張る姿に愛おしく成長を見守りたいと、今の主人と土日一緒に足を運びました。
でも日に日に、なんか違うぞ?
監督はすぐ怒鳴る、ミスを責め立て、誰のせいで負けたと思うのかをチームメイト1人1人に発表させる。そして特にキャッチャーの子は酷い体罰をうけている。球団を辞めた子供と放課後遊んでいた事を理由に頭からお茶をかけられた子供もいる。
止めに入る大人は1人もいなくて、私が声をかけようとしても止められる。
子供達は怒られないやうに、一所懸命努力する。全然楽しそうじゃない。団がなくならないように親達は必死に勧誘の話し合いをする、、、
1人が休むと監督は怒って家に帰ってしまう。来ていた全員で監督の家へ謝りに行く。試合に負けて監督が不機嫌に帰ってしまった時も、負けてすみませんでしたと謝りにいく。
お茶当番もそう、「ない」というけど、誰かが用意しないといけない。
だから結局殆どのお母さんが、ポットを持って行き、いつもドリンクバー状態。
ユニフォームも急な総会集合がかけられ、監督が今のユニフォームに嫌な思いがあるからと、新しい物に新調してほしいと要望があり、反対なんてしようものなら、、、の空気の中結局レンタルでなく買ったばかりのユニフォームもおじゃん。
配車では監督者が用意され、試合に勝つと親が監督にありがとうございましたと握手をしてもらいに並ぶ。
入団して1年3ヶ月、我慢できずに暗黙の了解である上級生の親=逆らってはいけない人に、「こんなやり方おかしい。子供達は監督の為に野球をやっているんじゃない!私はあの監督大嫌いだ」と言いました。
すると、同じ事を思っていた親は半分いて、一斉に半分の部員が退団。
息子の学年も半々に分かれ、部会や教育委員会、日本体育協会も挟み改善の要求などもしましたがOBなどの署名を集め、体罰は無かったとし、役所は監督にペナルティーを与え、それでさえ守らなかったのに、それ以上することもなく、辞めた家庭は今尚目の敵にされています。
そんな大揉めの中、子供が野球を続けられるようにと快く受け入れて下さった、同じ市内の球団。
親が必死で子供集めする事なく、子供が子供を誘い、少子化の中、どの学年も人数がいる、本当に野球の楽しさを教えてくれる球団。
1年3ヶ月を前の球団で過ごし、毎週毎週の練習試合の中、何度か対戦したことのある球団。
息子に「野球、どこなら入りたい?」と聞いて即答で出て来た球団でした。
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